香港シリーズ1
香港が中国に返還前の出来事なので1996年の年末に差し掛かった頃だったと記憶してます。
当時、中国の深圳に赴任していた父が倒れて、香港の病院に救急搬送されたと連絡が来ました。
話を聞くと大腸癌が破裂して危篤状態という事で、急遽現地に行くことになりました。
香港の病院に着き、手術が終わった父の顔を見て意外と元気そうだったことに驚きました。
次に父の職場の産業医から説明を受けたのですが、そこでまたビックリ・・・
なんと、産業医がアグネス・チャンのお姉様だったのです。
とてもよく似た姉妹でした。
(話を聞くと、旦那様が脳外科医でご本人は小児科が専門との事でした)
父は危ないながらも、なんとか回復が見られたので、私と母はいったん帰国しました。
その後、父の付き添いと荷物を引き払う目的で再度香港に渡りました。
そこで、ある問題に遭遇します。
なんと、返還前の最後のクリスマスシーズンで帰りのチケットが取れないと言うこと・・・
結果ひと月近く香港に滞在しました。
病院の付き添いは母親がやっていたので、日中の私はやる事がありませんでした。
忙しかった当時、夢にまで見た暇な生活(笑)
基本、やる事もお金もないので街中を歩き回り、目に付く景色をスケッチしていた事を思い出します。
この作品はそんな当時に描きためたスケッチを帰国後仕上げたモノです。
(香港シリーズは何点か描いたので不定期で更新します。)
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