Procreateのブラシ機能が凄かった!

2022年11月28日

こんにちは!本日はデジタルペイントソフト
Procreateのブラシ機能についてです。

知らない機能がたくさんある

今年の3月末から初めて無料の
デジタルペイントソフトのibisPaintを
使い出して良かったので、
先月中旬に、より評価の高いProcreateと
言うソフトを購入しました。

使う機能は、ほぼペン機能と塗り潰し、
そしてエアブラシだけでした。

しかし、昨日漠然と練習作画していたら
ブラシ機能がすごい事に気がつきました!

いまさら!!!と言う感じでした(笑)

今まで苦労していた、葉っぱや水の表現が
簡単に出来るのです・・・

冒頭のイラストは、ほぼブラシ機能だけで
下絵なしで描けました。
このレベルなら誰でもすぐに描けちゃうと
思います。

作画手順

以下に作画手順を紹介します。

まずは描くモノに対して加工しやすい様に
レイヤ分けします。

そして海と空を塗りつぶしてブラシライブラリ
から雲ブラシを選びます。
その後、色と大きさを調整し空をなぞると
雲が勝手に浮かび上がります。

次に右側に島を作りたいと思います。
ペンツールで島っぽい形を描き
塗りつぶします。

その後、粘土ブラシで島より少し濃い色で
テクスチャを表現すると砂っぽくなります。

地面ができたら、ソードグラスブラシを使い
緑色でなぞると芝が出来上がります。
ホントになぞるだけで芝が表現されます。

芝生だけだと寂しいので樹木を足します。

小枝ブラシやリードブラシを使い適当に
幹と枝を描きます。
唯一絵心がいるパートかもしれません(笑)

できた樹木の周りをスノーガムブラシで
なぞると葉っぱが現れます。
この辺の植物表現は違和感もなく
感動ものですね(笑)

島だけでは寂しいので左側にロッククライミング
したくなるような岩山を描いていきます。

この場合はマウンテンアッシュブラシを使い
色と大きさを調整しながら塗っていきます。

真ん中画像、赤丸部のようにはみ出しても
レイヤーで分かれているので後から消せます。

仕上げに太陽光と波の波紋を表現し
影を入れれば完成です。

ホントに驚くほど簡単でした。

テクノロジーについて思う事

私は古いデザイナーなので、ロットリングや
インク、ポスターカラーなどで手描きの原稿を
作っていた時代も知っています。

ロゴデザインは手描き、本文は写真植字を
切り貼りしていたもので、その技術を
修得するのに努力もしてきました。

そこからワープロやパソコンが開発され
ソフトも進化してきました。

Adobeが出始めた頃がターニングポイント
でしょうか。
プロじゃなくてもクリエート活動ができる
ようになりました。

今回使っているProcreateも全ての機能を
駆使すれば技術がなくてもレベルの高い
作品ができる事と思います。

テクノロジーは凄いです!
テクノロジーで楽になった作業も多いし
逆に仕事をなくして行く人も
いるのでしょう・・・

そうなると、最後に生き残るのは本当に
センスの良い人とアイデアのある人に
なるのでしょうか。

それらを踏まえても、私はデッサン力だけは
今後も必要な能力であると思います。

デッサンはただ形を正確にとらえ綺麗に
表現する事とは違い、表現するものの特徴を
とらえる事も含まれていると思います。
なのでデフォルメ画像もデッサン力がないと
上手く表現できません・・・ 

古い時代と違う努力の方向性が求められるの
でしょうが、そこは普遍なんだろうと
思います。

では、長くなりましたが本日はこの辺で。
良い週末をお過ごしください!