保護猫カフェとコラボすることになりました(16)

2022年11月21日

こんにちは、今日は前回まで3回連続で書いて
きた保護猫カフェCITの壁画編をまとめたいと
思います。

前回までの記事はこちら↓
https://h-five5.com/post-1696/
https://h-five5.com/post-1681/
https://h-five5.com/post-1663/

壁画制作9日目

これまでの作業は全体的に完成に近づけるため
多少雑な部分があっても進めていました。

大きな絵はとにかく進めていかないといつまで
経っても完成しません・・・(笑)

そして全体の塗りが出来てきた8日目から細か
な所を修正しながら作業していました。

なので8日目が終わった頃にはほぼ完成して
いたのですが私は9日目の作業をすることに
しました。

理由はいったん気持ちを切り替えて、新たな
気持ちで壁の前に立ち、気になる部分に手を
加える為です。

絵の先生

私には若い時に絵の先生がいました。

その先生はニューヨークでポップアートをやら
れていて、学生時代に特別講師で習ったことが
きっかけでご縁が出来ました。

ただ、先生は弟子を取らない主義でしたので
常時習っていたわけではなく年1〜2回描きた
めた絵を持っていき教えてもらっていました。

厚みにして10〜15センチくらいでしょうか
とにかく量を描かないとみてくれない約束
でした。

時に優しく時に厳しく丁寧に接してくれた
先生から1番教わったのは絵への向き合い方
だったと思います。

そんな先生の訃報を聞いたのは昨年の事です。

生活に追われいつしか絵を描かなくなった
自分を悔やみました・・・

先生との対話

壁画を描いてて4日目くらいから不思議な感覚
が生まれてきました。

最初はこの線を先生がみたらなんて言うかな?
くらいの感じだったのですが、描き進めて行く
うちに「この線でいいの?」「この線に意思は
ある?」
などと話しかけられている様に感じて
きました。

例えば[輪郭線]と[内部線]をかき分けてい
るか?
とか[ハイライト]をきちんと表現して
いるか
?など・・・

その他、凹凸部もちゃんと描き切っているか?
線の入りと抜けを丁寧に描いているか?

フォントもしっかり描けてるか?などの声も
聞こえてきました(笑)

そうなると膝が痛いとか言ってられません。
先生と対話するように最終調整していきます。

まぁ良いんじゃない!

そうやって細部に手を入れていくと、どんどん
壁画が良くなってきます。

そんな作業をしばらく続けていると
「〇〇君、まぁ良いんじゃない!」と言われて
いる気がしました。

改めて壁から離れ全体像を見直します。

次に細部も見直します。

うん良いかな!と自分でも思いました。
楽しげな猫たちが店の入り口に並んでます!

ここでヒト店長の藍さんに確認してOKを頂き
完成としました。

制作期間

この壁画を描いてる期間2週間(9作業日)で
通りかかった方によく話しかけられました。

話しかけてくる方は、大体この壁画を褒めてく
れ通りに彩りが生まれる事を喜んでくれました

未完成にも関わらず写真を撮られる方も多く
作者として嬉しく思います。

もし、この記事を読んでいる方で、お近くに
来られる機会がある方はお立ち寄りいただける
と嬉しいです。

そしてこのような貴重な機会を頂けた事に感謝
いたします。
CITはじめ関係者の方々ありがとうございます

PS.
ひとつだけ悔やまれるのはサインを入れ忘れた
ことです(笑)

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では、本日はこの辺で
今週も元気に過ごしましょう!